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紙のプロフェッショナルに聞く!その①

みなさん、こんにちは!
同人プリント!担当の福田です♪(^^)
今回からシリーズものとして『紙のプロフェッショナルに聞く!』を
お送りしていこうと思います!
みなさんは印刷通販サイトを見ていて、紙の厚さや紙の質など、
よく分からないけれど、なんとなくで注文していたりしませんか??
“コート90kgって、何がどう90kgなの?”
“コート紙とマット紙、違いは何?”
そんな紙の疑問、解決しちゃいます!!
紙厚○kgってどういうこと?
紙の種類の後ろに、紙厚を示す○kg。
90kgより110kg、110kgより135kgが厚いというのは、数字が大きくなっていく
ことで、なんとなく分かりますよね。
でも実際90kgって…そんなに重いの!?って思いませんか?
私は最初に聞いたときに、すごい疑問に感じました。
ということで、紙のプロフェッショナル・Dr.Kに聞いてみました!
ちょこちょこ解説を挟みながら、お話を進めていこうと思います♪
ここで聞きなれない言葉が出てきました。
全紙というのは、切ったりしていない大元の紙のことです。
四六全判(しろくぜんばん)といって、サイズはなんと788×1091mm!!
全紙とは原紙とも言い、四六全判は原紙の一般的なサイズにあたります。
江戸時代、公用紙として用いられていた美濃判のサイズに由来しているそうで、
四六全判を32面に断裁すると4寸×6寸になるため、「四六判」と呼ばれるようになった
そうな。
実際、同人プリントでよく印刷で使う紙のサイズは、A半裁(440×625)や、
菊半裁(469×636)というもので、倍くらい大きいものなのです!
Dr.Kが言うように、どの印刷通販サイトを見ても、〜紙90kgなどで統一されていますね!
同人プリント!の表記でも、四六判サイズで統一しています(^^)
たしかに、覚えやすいし分かりやすい!!
ちなみに、全判用紙1,000枚を1連と言い、kg表記のことを連量と言います。
これは、用紙の取引などで使われる単位で、製紙会社や印刷会社で使われているものが
印刷通販の普及で、みなさんの目にも入るようになりました。
紙の厚さですが、例えばハガキ。
どのくらいだと思いますか?まぁまぁ厚いですよね!
四六判サイズでは180kgにもなるんですよ。
しっかりした厚さなので、例えばアート紙180kgなどは同人誌の表紙などで活躍します♪
プラスでPP加工をしたら、もっとしっかりとした感じになり、ツヤツヤしてとても良いものに
なります(>▽<)ノ
また違う例えを出すと、新聞の折込チラシ。
裏側が透けるくらい薄いな…と感じたことはありませんか??
スッケスケのもので55kg、もう少し厚くても70kgです。
70kgというと雑誌の本文くらいですね。
この差は実際比べてみないと分からないところかもしれません。
まとめ
今回は、紙の厚さについてDr.Kに質問してみました!
次回の質問は…
紙の質について、色々質問してみたいと思います。
コート紙、マット紙、上質紙などなど。
紙の種類もよく見て触ってみると全然違うんです(^ヮ^〃)
身近にあるもので、これは何の紙かな?と一緒に見てくれると嬉しいです♪
また、Dr.Kに聞きたいことなどありましたら、どしどしご連絡くださいね〜!!
Twitter、メールもございますので、そちらからどうぞ(^^)!!
⭐︎Dr.K プロフィール⭐︎
同人プリント!を運営する印刷会社で一番の古株。
何でも知っている。どんとこい印刷関連の質問。
弊社の心臓であり、頭脳。なくてはならない存在。
クールなので、話し方は淡々としています。
決して冷たいわけではないですよ!!!
福田は、心の底から大いに尊敬しています。
2018年12月01日 カテゴリー: コラム
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