紙のプロフェッショナルに聞く！その②

みなさん、こんにちは(^^)

同人プリント！担当の福田ですよぉ〜フゥゥゥゥゥゥゥゥゥ！！←知ってますか？
今回は、『紙のプロフェッショナルに聞く！』第二弾でございます♪

紙にも色々な種類があると思いますが、その中でも代表的な三種類である
【コート紙】【マット紙】【上質紙】について、紙のプロフェッショナルである
Dr.Kにその特徴を聞いてみたいと思いまーす！！

※福田のテンションは、いつも高めです。ウザくてすみません…

コート紙の特徴

コート紙は、表面に薬品が塗布されているからツヤツヤしてるんですね！
ペンや鉛筆では描きにくいと話してますが、表にするとこんな感じです。↓↓↓↓↓↓

実際に書いてみた感想です。

鉛筆は、一応書けることは書けますが、濃く書くことが出来ません。
ボールペンや万年筆は綺麗に書けますが、擦ったら最後！めっちゃ汚くなります。

その点、マジックは相性が良く（インクの出がいいと擦れちゃうかもしれません）、
キュッキュと綺麗に書けます♪
なので、コート紙に文字を書く際には、マジックで書いてくださいね！

コート紙は主に、チラシやパンフレット、ポスター、それからよく見るファッション雑誌の
本文でも使われていますね。
写真の映り方が綺麗なので、写真やイラスト向きだと思います。

マット紙の特徴

マット紙も、コート紙と同じく、表面をコーティングしていますが、光が乱反射されるように
作られていることから、コート紙のようにテカテカ反射せず、見やすくなっているらしいです。

個人的な意見にはなりますが、マット紙は高級感があるイメージになります。
コート紙よりも若干厚いので、しっかりしたコシのある印象です。

しっとりした雰囲気を出したい場合には、マット紙がオススメですよ。
マット紙は、コート紙と上質紙の間に位置しており、上質紙の次にインクが乾きにくいと
言われています。

でも、ペンや筆で書き込むにはもってこい！
コート紙と違って、書きやすいんです！！
それぞれの書き心地は、下記の表をご覧ください。

上質紙の特徴

上質紙は、コート紙やマット紙のように、塗料を塗っていないので、紙の原料である
化学パルプ100％で出来ています。
『上質』ってなんだか高級そうなイメージですが、化学パルプ100％だから『上質』と
いうことらしいですよ！

また、上質紙は平滑度が低いので落ち着いた感じに印刷されます。
インキが沈んだ感じですね。

Dr.Kが言うように、この３点の紙の中では一番乾きにくく、刷り終わってすぐに断裁など
すると、圧迫されてくっついてしまう危険も！！
なので、上質紙の場合は、印刷から1〜2日乾かしてから、折り加工や断裁を行います。

上質紙は、スミ１色の本文向きで、カラー４色にはあまり向いていません。
ほぼ、単色印刷の際に使われます。

まとめ

今回は基本になる３種類の紙について、お話しました！

みなさんは、どの紙が気になりましたか？
私は、マット紙が好きです！
コート紙もテカテカしてて発色が綺麗ですが、マット紙はコート紙と上質紙の
いいとこどりな感じがGOODです(゜∞゜*)g

印刷会社で働くようになって、上質紙がコピー用紙と知りました！
ずっと高級紙だと思っていたので、同人誌を書いていたときには高いというイメージが
強かったです。

実際はそんなことはないんでしょうけど(笑)

少し話は変わりますが、弊社のスタンダードパックの中で、
表紙はアートポスト180kgという厚手の紙になるのですが、こちらはコート紙のような
光沢がある紙になります。
さらに、ここにPP加工をかけるので、余計にツヤツヤ感アップ！！！

PP加工をマットPPに変更することも可能です。
マットPPはあまり使われないので、納期を長めにいただくことにはなりますが、
他の人もあまり使っていないものになるので、差をつけたいときには是非ご相談ください♪

2018年12月15日　 カテゴリー: コラム, 同人誌作成お役立ち