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色を目立たせたいときは補色が使える♪
補色とは、色相環で正反対側にある色の組み合わせのことを言います。
下の図を見ていただくと、補色の関係がよくわかると思います。
ピンクの反対は黄緑ですし、黄色の反対は青となります。
もっと細かく分かれている図もあるのですが、今回は色の関係を分かりやすくするために
こちらのあっさりしたものにしました(笑)
私も曖昧な知識しかなかったので、補色について調べてみたところ、面白いものを見つけました!
補色の一方の色をじーっとしばらく見つめた後に、白い紙などに目を移すと、残像として補色のもう一方の色が
現れます。
これを心理補色と言うそうです。
その中で、もっとも納得したのは外科手術の際に着ているオペ服…
どうして緑色だと思いますか??
先ほどの図に戻ってみましょう!
緑色の補色は………赤!!
そうなんです!血液の色なんですね!!
まだあの緑色のオペ服ではなかった頃、手術の時に長時間に渡って血液の【赤】を見つめるため、
緑色の残像に悩まされたことが始まりだそうです。
視線を動かすと残像も一緒に動くため、手術中の医師にとって大きなストレスとなっていました。
そこで、1925年に米国の化学系企業デュポンは、補色の残像を和らげる効果がある色として、
薄い緑色の塗料を提案したそうです。
人間の目って不思議ですねー!
スーパーの精肉コーナーを思い出してみると、緑色のマットが敷かれていたりします。
これも補色を使った技法で、お肉の赤みが強調され、鮮度が高く感じられるからなんだそうです!
これを補色対比というらしいです。
表紙のデザインをするとき、目立たせたいときには補色を参考にすると良いかもしれませんね(^^)
でも、あんまりハッキリした色同士を合わせると、奇抜な色合いになってしまうので注意が必要です。
そんなときは、色を薄くするなど工夫して使ってみましょう☆
ちなみに、私はファッションが好きなのですが、よく補色の組み合わせでコーディネートをしていました。
どちらかというと派手好きなので、ちょっとギラギラしたイメージになっていたかもしれません(笑)
メリハリの効いたコーディネートをしたい方には是非オススメします!!
あんまり冒険したくない場合には、同系色を合わせると失敗しないと思います♪
補色の図を見て、どんな色の組み合わせがいいのか考えてみるのも楽しいですよ(>▽<)
2020年03月28日 カテゴリー: コラム
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