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クリップスタジオで絵を描く!~ペン入れ編~

続きまして、ペン入れ作業になります。
まずは、下書きと清書でレイヤーを分けましょう!

レイヤーは、
イメージとしては透明なフィルムに線画、色、背景などを分けて、重ねて一枚の絵にする感じです。

みなさんはアクリルゲームって知っていますか?
何人でも出来るゲームなのですが、それぞれ1枚ずつアクリル板を持ち、そこにお題で挙げられたものの指定された部分を描いて(Aさんは頭、Bさんはしっぽなど)、最後は回収して重ねると一枚の絵になるというゲームです。

このように線画や色に分けたり、キャラクターごとに分けたりしておくと、個別に修正出来たり、いらなくなった下書きなどは非表示にすることも可能ですよ♪

線画を残したまま、色を塗り直せるなんて、さすがデジタル!!

ただ、私はレイヤーを分けすぎて、どのレイヤーがどの部分にあたるのか分からなくなってしまうことがしばしばあるので、
分けすぎた場合には、それぞれに名前を付けて分かるようにしておきましょう。

1.【レイヤー】は□が三つ重なったような見た目のアイコンです。
押してみると、格子柄の四角の隣に「100% 通常 レイヤー1」、白い四角の隣に「用紙」と書いてありますね。

これが【レイヤー】パレットです。

2.それでは清書するために、1枚レイヤーを作成してみましょう!
【レイヤー】パレットにある【新規ラスターレイヤー(四角にプラスマークが付いているもの)】を押すと、新しいレイヤーが出来上がります。

3.他のレイヤーと混ざらないように、レイヤー名を変更します。
レイヤー2と書いてある部分をダブルクリックすると文字の入力が出来るので、今回は「線画」と記入してください。
(今後は自分で分かる名前なら何でも大丈夫です)

4.線画専用のレイヤーが出来ましたね♪
下書きに使用したレイヤーも同じように名前を変更し、「下書き」にしておきましょう☆

5.さっそく線画を描いていこうと思ったみなさん、ちょっと待って!
下書きが濃くて、描きにくくなりそうな気がしませんか?
そんなときは、下書きの色を薄くすることが出来ます。
【下書きレイヤー】を選択、【レイヤー】パレットの右上にスライダーがあるので、50に設定しましょう。
そうすると透明度が増し、うっすら見えるようになりますよ♪

6.ではでは、お待ちかねのペン入れです!
忘れずに【線画】のレイヤーを選択しておきましょう★
まず、左側にあるペンのマークを押します。
続いて【丸ペン】を選びましょう。

ブラシサイズは10くらいにしておくと見やすいですよ。

7.左下にあるカラー選択の部分を押すと【カラーパレット】が表示されるので、 下書きでは水色を設定しましたが、今回はペン入れなので黒を選びます。

ペン入れ

1.下書きをなぞるように描きこんでいきましょう。
レイヤーは上にあるほど、透明フィルムで言うところの一番上にある状態になるので、黒で描きこんでいくと、下書きが黒で見えなくなっていきます。
輪郭線や大まかな部分を描画していきましょう。

2.もし間違えても【消しゴム】で消せば大丈夫!
「下書きまで消えちゃうんじゃ…」と不安になる方もいると思います。
レイヤーを分けているので、下書きには影響しません!
こういうときのためのレイヤーですね♪

3.次に細かい部分を描画していきます。
レイヤーを分けた方が修正するときにラクになりますので、
また【新規ラスターレイヤー】から新しいレイヤーを作成しましょう。
大まかな(輪郭線など)線画と細部のレイヤーを分けることで、線が交わる部分の修正がやりやすくなりますよ★

名前は「細部」などで設定しておくと、後で見返したときに分かりやすいと思います。

4.細部を描きこむので、名前の通り細いペンに変更します。
ペンのマークを押して、ブラシサイズを今までの半分にあたる5にしてみましょう。
細いペンに変更したらいざ細部を描きこんでいきます。

5.すべて描き終わったら、下書きレイヤーを非表示にしてみましょう。
【レイヤー】パレットの【下書き】レイヤーの左側に目のマークがありますね。
それを押すと、そのレイヤーは非表示になります。
もう一度押すと、また表示されるので「間違えて消しちゃったかも!」とドキドキしないように( ´艸`)

6.下書きがなくなって線画のみが表示されたら、抜けがないか確認してみてください。
色や濃さは違えど、下に何か描いてあると、それもなぞった気になってしまうことがあり、色塗りをし始めたら線がなかった!なんてこともあります。

【線画】レイヤーに書き足せばよいことなのですが、後からですと面倒くさいこともありますからね…

今回は主にレイヤーのすばらしさが分かる回だったと思います♪
紙に絵を描いていた頃は、乾くのを待ってから消しゴムをかけていましたが、乾いていなくてズルッとなったことありますよね。
思い出すと涙が出ます…。

デジタルで絵を描く時代…
レイヤー機能が付いたことにより、下書きが一発で消せるって、本当にありがたい!!!

2022年10月12日  カテゴリー: コラム, 同人誌作成お役立ち

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